競い学び合う。
勝敗よりも大事なこと。
アズーリ豊橋
サッカークラブ
平成29年11月4日と5日に、豊橋総合スポーツ公園かもめ広場にて、『第23回 二川宿「本陣カップ」』が開催された。これは、アズーリ豊橋サッカークラブが、地域のサッカーの発展のために始め、多くの自治体や地元企業が協賛している歴史ある大会。
参加するのは、これから伸び盛りを迎える4年生中心。
県内のほか、関東や関西から強豪チームを招き、24チームが豊橋に集結。
2日間かけて、予選リーグ、トップリーグなど全108試合が行われた。
大会といっても、単に勝敗を決するのではなく、従来ではなかなか顔を合わせることのない指導者同士が刺激を受け、学び合い、その指導者の下で育成された子どもたちも、技術を競い合いながら学ぶという主旨を持って、今日まで続けられている。この主旨が、参加者や協力者の共感を得て、大きな伝統ある大会になっているという所は非常に興味深い。
そしてこの大会を主催するのが、アズーリ豊橋サッカークラブだ。アズーリ豊橋は、1977年に結成された、40年の歴史を持つ少年サッカークラブ。
現在、12名のJFA指導者公認ライセンスを持つコーチが揃っており、幼児から小学6年生まで70名を超える子どもたちが、各年齢別に分かれ練習を行っている。現在、これだけの子どもが在籍するチームは珍しく、これまでの信用と実績の表れとも言えよう。
代表を務めるのは、25年間子どもたちにサッカーの指導をしてきた小林立治氏。
「サッカーをしたい子なら誰でも受け入れます。子どもたちには、走る、ぶつかるなどから逞しさを学んで、人として戦う力を養ってほしい。また親御さんたちは、練習に送ってくるだけではなく、一緒にグランドで子どもたちと時間を共有し、帰ってから子どもとその日のことを話すなど、小学生のうちに親子間の絆を深めてほしいです」
小林氏は、今大会の参加チームの誘致のほか、ユースや社会人チームにも深く関わる。
子どもの時のサポートはもちろん、大人になってもサッカーをプレーできるように、豊橋のサッカーを盛り上げる牽引者でもある。