個々の役割を果たしみんなで繋ぐバレー
田原中学校
女子バレー部
元気な掛け声と「キュキュッ」とシューズの擦れる音が心地よく響く真夏の体育館で、田原中女子バレー部を取材した。バレー部は女子の部活動で唯一、田原市内全5校において実施されている。
2年生の小久保月輝さんは「バレーはみんなで繋いでいくところが楽しい。10月の新人戦では絶対優勝したい。そのためには全員がチームのためにプレイすることが大切。また、みんなが繋いでくれたボールを決められるよう、自分の役割を果たしたい」と意気込む。同じく2年生の藤城凛さんは「バレーを通じて礼儀を身に付けることができ、何かに向かって頑張っていこうという気持ちを持つことができるようになった。バレーがなかったら今の自分はない。コロナの影響でハイタッチや円陣ができなくなるなど、多少の制限はあるが、バレーができることに感謝している」と語る。2年生の約半数はバレー未経験者だが、スポーツ少年団に所属していた2人はプレイも丁寧で、他のメンバーに教えることもでき、頼りにされているという。
顧問の田部井光優先生は「バレーを楽しんでいる生徒が多い。自分たちの中からやりたいことが出てくるともっと良いチームになる。今やるべきことは何?と問うようにしている」と話す。これに対し小久保さんと藤城さんは、「まず自分たちの課題を出したい」「意見の出しやすい環境を作りたい」とそれぞれ答えてくれた。
1年生12人、2年生9人で、新しいチームを作り上げていく。秋の新人戦が楽しみだ。
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