自ら考え行動し 強い心を育む

石巻ミニバスケットボールスポーツ少年団

石巻ミニバスケットボールスポーツ少年団

石巻山。その麓、石巻小学校体育館をメインコートとして活動する石巻ミニバスケットボールスポーツ少年団を取材した。
選手たちがコートを縦横無尽に駆け抜ける。キュキュッとバッシュが鳴る。「平均身長が低いチームなので、スピードを重視しています。とにかく走る。そして外からシュートしてゴールを狙う。それがこのチームのスタイルです」と選手たちの練習をしっかりと確認しながら、指導者の井田さんは話してくれた。この日の練習も常に一生懸命走っているが、選手はみな楽しそうで、少しでもうまくなりたいという気持ちが伝わってきた。その様子に、みんなバスケが好きなんだなと感じた。
常に目標を意識するように、練習中によく目標を聞くそうだ。この日も確認するとすぐに「金メダルを獲りたい」とまっすぐに答えていた。そして、選手たちは誰から指示を受けるわけでもなく、率先して練習の準備をしている姿も印象的だった。
選手にとって、試合に勝つことは心の栄養となるためとても重要だが、負けや失敗から学ぶことはたくさんある。ここでの経験を人生のどこかで活かしてほしいという。
チームができて19年が経つ。今は年長から6年生まで総勢38名が在籍している。目下の目標は、3月に行われる豊橋選手権で優勝することだ。優勝を目指し、各々の技術を磨きながら、選手たちはこのチームで自ら考え行動する力と強い心が養われていくだろう。

石巻ミニバスケットボールスポーツ少年団 夏目デザイン 桜丘中学校

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