田原初の硬式チーム 地域の力で選手を育成

田原ボーイズ

田原ボーイズ

2020年3月、田原市初となる中学生硬式野球チームが誕生した。元気な声が響くグラウンドで、結成約1年となる田原ボーイズを取材した。
指導歴30年の南崎裕之監督は「田原は軟式野球が盛んだが、中学から硬式に慣れておくと高校野球にも早く順応できる」と話す。軟式球より硬式球の方が重く肘や肩に負担をかけてしまうため怪我も心配されるが、専属トレーナーをつけたり栄養学やアフターケアを指導するトレーニングコーチも在籍するなど、ケアに重点を置いている。
赤羽根中2年、ピッチャーの大羽輝空君は「田原ボーイズは人数が少ない分、メンバー同士の特徴を知っているので高め合うことができる」と言う。目指すは全国、家でのトレーニングも欠かさない。田原中1年の福井晴太君はファースト。「監督は厳しいけれど野球の深いところを教えてくれる。コーチは僕たちがやりやすいように笑わせてくれるし、指導がわかりやすい。チームで絶対に必要と思われる人になりたい」と話してくれた。キャプテンは泉中2年の鈴木温樹君、ポジションはショートとキャッチャーだ。「野球は人間性が高められるスポーツ。キャプテンとしてこれからチームをまとめ、全国制覇したい」と意気込む。元気があり練習に対して一生懸命、メンバーを引っ張る鈴木君に、監督も期待を寄せている。監督、コーチ、保護者など、地域全体で子どもたちを支え、将来全国で活躍する選手を育成していく。

田原ボーイズ 個別指導Wam 整体院TOYOHASHI

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