Kボールを通して
夢のお手伝い。
愛知教育成蹊
Kボールとは、硬式球と大きさ・重さは同じで、素材が軟式球と同じゴムでできた硬質ゴムボールのこと。
近年、アジアや中南米でも多く使用されており、扱いは硬式に近いが、ゴム製のため怪我が少ないという特徴を持つ。国内にも多くのチームがあり、全国大会や国際大会も盛んに行われている。
そんなKボールに目をつけ、この地区で最も早く取り入れたのが高橋操代表。高橋氏は34年前から市内の県立高校硬式野球部の外部コーチを始め、さまざまな形で野球指導に携わってきた。
現在は、夜間に野球から体の使い方やトレーニングを個別に指導するスクールと、Kボールのクラブチーム『チーム成蹊』の監督を務める。スクール卒業生には、甲子園やプロ野球で活躍するOBもいる。
『愛知教育成蹊』は、安城から蒲郡、豊川、田原、湖西と、広範囲に個別スクールを持ち、さらにその塾生がひとつのチームとして大会にも参加している。
最近は少年野球、中学野球ともに試合数が増加し、基本練習をする時間が限られる。
ここでは、それぞれが課題を準備し、結果を分析し、検証を行い、また課題を見つけることを重視。
「この作業があるからこそ子どもたちの潜在能力を引き出し、最大限に伸ばすことができる。指導者がレールを引くのではなく、どこ行きの切符が欲しいのかを問い、その夢に向かう子どもたちのお手伝いをするのが目的」と高橋代表。
高校で硬式野球に進む子、ソフトボールに進む子たちのために、技術、体力、考え方をさまざまな手法で徹底的に指導している。