白熱の延長戦 南稜中に軍配
第74回市内中学校総合体育大会
女子ソフトボール
7月10日（土）南部中学校グラウンドにて、市内中学校総合体育大会の女子ソフトボール決勝戦が行われた。その様子を取材した。
決勝に勝ち上がった南稜中と東部中。この2校が梅雨の合間の晴天、雨上がりで湿度は高く厳しい環境の中で白熱する接戦を見せてくれた。ゲーム序盤は両投手とも相手に得点を許さず緊迫した状態が続いた。試合が動いたのは4回裏東部中の攻撃、ヒットと敵失により先制点を挙げた。しかし5回には南稜中もすぐさま1点を挙げ同点とした。互いに手痛いミスで失点を許したがそれ以外は両校ともに好守で相手に流れを渡さない。特に両投手の力投が光っていた。緊迫の試合は最終回までには決着がつかずタイブレークの延長戦へと移った。8回にも決着はつかず9回にようやく南稜中が1点を挙げたその裏、食い下がる東部中を必死で抑え2時間を超える熱戦は、南陵中の勝利に終わった。勝敗がどちらに転んでもおかしくない好ゲーム。南陵中の選手たちは27個目のアウトを取った瞬間、抱き合って喜びを爆発させていた。東部中の選手たちも、最後の最後まであきらめてはいなかった。両チームともに日々の練習で培ったものを全て出し切れたのではないだろうか。
