女子だけで
 思い切り野球をプレーしたい。

豊橋エンジェルス

豊橋エンジェルス

「大好きな野球を、女子だけで思いっきりやってみたい」。
そんな女子中学生の声を受け、今年6月に豊橋中学軟式野球連盟(石田晴夫会長)が、女子軟式野球チーム『豊橋エンジェルス』を発足した。近頃、少年野球でも中学の部活動でも、女子が所属していることは、さほど珍しくなくなったが、“女子だけ”でプレーできる環境は皆無。県内を見渡しても、豊橋エンジェルスが4チーム目の中学女子野球チームとなる。

監督は、南部野球クラブで15年間監督を務め、数々の優勝実績を挙げた鈴木雅啓氏。
「初め、連盟から女子野球チームの監督を打診された時は、正直、戸惑いました。ただ、子供たちの野球に対する情熱が想像以上に強く、何とかその想いに応えたいと、心を揺さぶられ、快諾しました。今では、一人ひとりのプレーの特徴や性格なども、徐々にですが、把握できるようになりました。まだ試合をしていませんが、その日が楽しみです」

キャプテンを務める沢口璃月さんに話を聞いた。
「やっと気兼ねなく野球ができるので嬉しいです。監督は話しやすくて面白いのですが、ノックが始まると鬼に変わる(笑)。でも、それが楽しい。この先も野球ができるよう、技術を向上させたいです」

発足間もないため、現在部員は中学1、2年生の10名のみ。
一足先に女子チームとして活動を始めている小学生の女子野球チーム『オール豊橋エンジェルス』との交流を深め、中学女子野球へのライン作りも画策。まずはこの秋、男子の大会にエントリーし、初陣を飾る予定だ。

豊橋エンジェルス 豊橋エンジェルス 夏目デザイン




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