2022年夏の大会で3年生が引退し、新チームながら東三河新人大会優勝。県大会に進み、18対19と勝利まであと1歩に迫った南稜中ハンドボール部を取材した。
南稜中学校
ハンドボール部
新体制となったばかりのチームにも関わらず東三河を制することができた要因を顧問の伊藤先生は「生徒たちはとにかくハンドボールが大好き。時間を大切にし、改善点が見つかればミーティングの実施を私に提案してくる積極性がチーム力向上に繋がった大きな点」と話す。チームの理念は、1本のシュートを決めきること。そのために技術、時間、私生活と細かいところまで意識することを全員が心掛けている。ここまでチームが「時間」にこだわるのには理由がある。豊橋市の部活動の方針として練習時間が決められている。平日は30~90分程度。土曜日は3時間程しか練習に時間を充てることが出来ない。その中で如何に効率よく、個人、チームの力を底上げできるかを常に考えていた。伊藤先生が精神的支柱と絶対的な信頼を置くキャプテンの服部恭佑くんはチームについて「試合になるとみんな目の色が変わる。スタメンと控えの実力差がなく誰が出ても力を発揮できる。目標は県で上位入賞すること」と意気込んだ。チームの司令塔である稲垣誠人くんは「新チームになって県大会で初めて負けを経験したことで改善点がたくさん見つかった。周りの選手を生かすプレーで勝利に貢献したい」と話した。
好きこそものの上手なれ。これから更に進化し続けるチームに今後も注目したい。