成長著しい3Pシューター 細川 一輝選手に独占インタビュー

今年の2月に日本代表候補に初選出された細川一輝選手を取材した。
細川選手の子どもの頃は、とても活発に動き、毎日お兄ちゃんと一緒にサッカーやスキーをして遊んでいた。サッカーでは仲間ができること、スキーでは自分自身の技術などを高めることでタイムが縮まることというチームスポーツと個人競技のそれぞれの楽しさがあり、ハマっていたという。特に、スキーでは小学校4年生の時に、全国大会5位に入るほどの実力を持っていたが、翌年にケガをしてしまい、その後思うような結果を残すことができずやめてしまったそうだ。そんな細川選手は、野球もやってみたいと思っていたが、親に「洗濯が大変!」と反対を受けて断念。そこで、両親もやっていたバスケを始めた。地元のミニバスチームに入ったが、コーチ陣が厳しく練習がキツかった印象しかなかったと振り返っている。様々なスポーツにチャレンジしていた細川選手だったが、中学に入ると、やっているスポーツを一つに集中して取り組もうと決意したとのこと。そこで選んだのがバスケだった。「やるからには一番を目指したい。今までやっていたスポーツの中で一番を取りやすいと思ったのがバスケだった」と話し、当時は部活が終わった後は、親が所属していたクラブチームに混ざって大人のプレーを見てよく真似をしながら練習していたそうだ。
当時のトレーニング方法を聞くと「身長を伸ばしたくてトレーニングは特にしていなかった。筋トレをすると身長が伸びなくなると聞いていたので」と笑いながら話した。しかし、サッカーやスキーを経験したことで様々な体の使い方を覚えたと話し、サッカーでは人をかわす使い方を、スキーではハイスピードの中で体を踏ん張る下半身の使い方を覚えたことによって、今のバスケ生活に生きているとのこと。「子どもの頃にひとつのスポーツに絞るのではなく、様々なスポーツを経験することも大切」と話してくれた。
最後に、今後の目標を聞くと「日本代表に選ばれたものの、候補にとどまってしまったので、次はちゃんと代表としてユニフォームを着てプレーできるようにしたい。持ち味であるシュートをどんどん決めていってみんなにアピールしたい」と話してくれた。入りだしたら止まらないという爆発力のある3ポイントシュートが武器である細川選手に注目だ。

 

 

三遠ネオフェニックス

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