ストレッチについて考える
【Q1】ストレッチにも種類があるの?
【A1】静的ストレッチと動的ストレッチがあります。
静的ストレッチは、いわゆるストレッチです。例えば、足を伸ばして座り前屈をしたり、アキレス腱伸ばしのようなものです。
動的ストレッチは、ラジオ体操や部活のアップで行うもので、体を大きく動かしながら行うものになります。
【Q2】どうやって使い分ければいいの?
【A1】運動前は動的ストレッチ、運動後は静的ストレッチ。
運動前は動的ストレッチを中心に行い、運動後は静的ストレッチを中心に行うと良いです。
簡単な方法として、運動前にはラジオ体操や部活のアップなどを行い、動くための準備をし、運動が終わったら、体のケアとして静的ストレッチを行うことです。
日常で行うストレッチは、静的ストレッチを行うことをオススメします。入浴後などは筋肉の柔軟性が高くなっていることから、ストレッチの効果が高まります。朝は、体全体が固まった状態になるため、有効になります。入浴後にストレッチを行ったり、朝起きてストレッチを行うなど、習慣づけることも大切です。
ストレッチのポイント、一つ目は、「無理をしないこと」です。反動を使うからといって、最初から強く行うと、筋肉や腱を痛める可能性があります。
二つ目は「呼吸を止めないこと」です。ストレッチをやっている間は、呼吸を止めないようにしましょう。
三つ目は「怪我をしている部位は行わない」ことです。特に、捻挫などの場合、ストレッチを繰り返すと炎症を広げる可能性がありますし、治癒を遅らせてしまいます。肉離れなども同様のことが言えます。治癒してからは、予防として積極的にストレッチを行ってください。治癒したかどうかは、痛みがなくなったかどうかではないので注意してください。痛みがなくても、患部は完治していないことがほとんどです。その辺りの判断は医療機関を受診しましょう。