民内先生を招き、運動講座を開催 (野球編)
密着取材
今回は前回号で掲載した走り方講座と合わせ開催された野球における体の使い方講座を紹介する。5月23日(日)に豊橋陸上競技場で開催された走り方講座と並行して野球をしている参加者向けに民内先生が直接指導を行った。民内先生は陸上競技の指導法に関する研究をされているが、その理論は野球でも応用でき、共通する効率の良い体の使い方を教えた。
まずはキャッチボールからチェックし、テイクバックの動きを意識することで自然と腕が振れるようになり、力みすぎることなく、強いボールが投げられるようになると伝えていた。徐々に感覚を掴んだ参加者は自分のボールが今までよりも伸びていることに気が付き、キャッチボールをしながらその変化を実感しているようだった。
キャッチボールの後は、素振りのチェックを行った。野球場ではないため、実際にボールを打つことは出来なかったが、ボールまでのバットの軌道に関して、身振り手振り丁寧に教えていた。南米のトップ選手や、現在メジャーリーグでも活躍する大谷翔平選手のバッティングフォームなどと比較しながら、イメージを伝えていた。少しずつ意識の変化やフォームの修正でだんだんと鋭いスイングができるようになり、バットが風を切る音が大きくなっていく様子に周りで見学していた大人たちも驚いた。 今まで当たり前だと思っていた指導方法もどんどん新しい情報に変わっている。現場での新たな気づきから、常に研究をし続ける民内先生だからこその直接指導だった。興味がある方はぜひ、スポーツRe:make(まほろば治療院内)へ。