苦しい時に 苦しい顔をせず一歩前へ。
空手道桜塾
赤石道場
京都を中心に7府県63道場を展開する桜塾は全道場で約千名の塾生が所属する。東三河地域では24道場、、田原市内ではこの赤石道場の他、蔵王道場がある。幼児から一般を対象とする桜塾は礼儀礼節を重じており、特に挨拶や敬語を大切にする。そうした指導の結果、入塾時は走り回っていた子が落ち着いて稽古に取り組む様になったり、言葉を発しないほど引っ込み思案な子が受け答えをすることができる様になるという。昨年11月に行われた第13回JKJO(全日本空手審判機構)全日本ジュニア空手道選手権大会において各部門で準優勝を手にした神戸小の柳田凌央君(小3男子27㎏未満の部)と衣笠小の竹中希羽ちゃん(小1女子の部)も空手を通してそんな変化が見られた二人だ。
凌央君は3歳から自分でやりたいと空手を始め、全国大会出場経験はあったものの入賞は今回が初めて。中段下突きが得意だという彼は家でも稽古を欠かさない。
格闘技が好きなお父さんの影響で空手を始めたという希羽ちゃんは、小柄ながらも軸がぶれない蹴りが一番の武器。二人とも今年は優勝を目標に稽古に励んでいる。
自身も世界大会で準優勝の経験をもつ指導員の宮崎皓紀先生は、「二人とも練習に対する姿勢が真面目だから強くなる。一人ひとりに合わせた指導ができるのが桜塾の特徴。苦しい時に苦しい顔をせず一歩前へ、その姿勢が成長につながります」と話してくれた。道場の子どもたちがこれからどんな成長を見せてくれるのか、期待したい。