3年生8人で目指した最後の夏。この悔しさは必ず次のステージで。
南陽中学校
女子ハンドボール部
今年の3年生で最後となる南陽中女子ハンドボール部を取材した。本来であれば、最後の夏の大会で有終の美を飾るべく、目標であった県大会出場、そして県大会での勝利を目指して練習をしていたはずだ。残念ながら、彼女たちも最後の区切りを付けずして引退しなければならなかった。
「最後の大会で何らかの形を残してあげたかったが非常に残念で正直なんと声をかけていいのかわからない。何事も一生懸命に取り組むことができる子ばかりなので、その努力で今後のステージで成果を出してほしい」と顧問の鈴木先生は話す。
下級生もいないため、準備もすべて自分たちで行い、少ない人数でも一生懸命で、前向きなメンバーが多いチームの特徴は、積極的に攻めて、前へ前へという意識を常にもつことができたチーム。
キャプテンの高柳朱芭さんは「元気で仲のいいチーム。速攻が得意なチームだった。最後の大会ができず、悔いが残った。悔しさをばねに、必ず次のステージで頑張りたい」と話した。
全員が声をそろえ、チームの特徴を明るく元気で楽しいが試合となると勝利に向かって協力し、頑張れるチームと答え、結束力の高さが全員のインタビューから感じられた。そして、最後の大会がなくなってしまったという悔しさを全員が次のステージでぶつけたいと力強く話してくれた。この状況でも確実に前を向いていた8人だからこそ、それぞれの道で活躍し、この時の経験を貴重な経験として振り返ることができる日が来るだろう。
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