スポーツをサポートする保護者・指導者のみなさんへお届け
ジュニアアスリート向けコンディションコラム
こんにちは。NIKOUスポーツケアルームです。記事をご覧いただきありがとうございます。こちらでは、体幹を鍛えることでスポーツをする時に得られるメリットを3つお伝えします。
まず1つ目は『力が発揮しやすくなること』です。体の軸を安定させることで、自分の運動イメージと体の動きが一致しやすくなります。体幹が弱いと練習・試合中に、手足のパワーや連動性が低下します。特に、高身長の小学生・中学生は体幹が弱い傾向にあるため、体幹トレーニングを行うことでパフォーマンスの向上にもつながります。
2つ目は『ケガの予防』です。体幹の筋力が低下している状態＋成長期で体が未完成の状態＋練習量の多さが重なると、膝や腰といった関節に負担がかかりやすくなります。繰り返されるスポーツ障害を予防するためにも、ケアをするだけでなく、痛みが回復した後に体幹を強化することで再発予防に繋がります。体幹筋力が向上することにより、正しい姿勢を維持でき、関節に負担の少ない体の動かし方をジュニア世代から身につけることが大切だと考えています。
3つ目は『疲れにくい体』です。練習や試合の後半になるにつれて、疲れが溜まり、体が重くなると感じやすい選手は体幹が弱いことが原因のひとつかもしれません。また、高校生になると運動量や試合時間が増えるため、1試合を通してパフォーマンスを維持するのが、難しくなってきます。将来を見据えて、小学生・中学生の頃から体幹を鍛える習慣をつけて、環境が変わっても適応できる準備をしておくことが大切です。
チームで体幹トレーニングを行う場合は、練習後より練習前がおすすめです。ウォーミングアップに体幹メニューを取り入れ、チーム全体で取り組むと効果的です。私自身も選手としてサッカーを行っていた学生時代に体幹というものの重要性を理解できていませんでした。だからこそ、自分の目標に向かって頑張る子どもたちに、体幹トレーニングの大切さを知ってもらい、良い結果を出す手助けになれればと強く感じています。個々で体幹筋力が気になる方は、当院で筋力の測定やパーソナルトレーニングも行っています。また、チームに『体幹講習』も行っていますので、興味がありましたら、当院へご相談ください。
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