バレーボールのことが大好きな仲間たち
中部ジュニア
バレーボールクラブ
中部ジュニアバレーボールクラブを取材したその日は、レシーブやトス、サーブなど個人の基礎的な練習にたっぷりと時間を割いていた。昨年の４月に監督が交代し、今はチームを作り変えている最中であり、チーム方針として「基礎を大切にする」ことに重きを置いているからだ。
初級者と中級者に分かれて行う練習メニューでは、初級の子どもたちはボールに慣れるところから、中級の子どもたちは個人のスキルアップに励んでいるようであった。見かたによれば単調ともいえる練習メニューだが、どの練習に取り組んでいる子どもたちの目もずっと真剣そのものだ。
ただ、真剣ではあるものの、軽快な動きやキラキラとした表情からは練習することが楽しくて仕方がないという気持ちが伝わってくる。
「まずはバレーボールを楽しんでもらう」という方針の通りにチームの雰囲気は和気あいあいとしているが、時には厳しい注意も受ける。それでも子どもたちは注意をしっかりと受け止め、また練習へ励む。そんな姿を見ると、きっとバレーボールが大好きなのだろうと思う。チームのムードは試合に影響するそうだ。このチームならきっと「いい試合」ができるに違いない。
新しく生まれ変わろうとしているこのチームと一緒に、子どもたちがこれからどんどん成長し、バレーボールから何かを学び、そしてバレーボールをもっと好きになってくれればいいと思う。
