これからも全国で、そして世界で活躍する選手を目指して。
竹森 斗渉(中部中3年生)
豊橋陸上クラブ所属
10月16日~18日に行われた全国中学生陸上競技大会「ジュニアオリンピックカップ」に出場した、竹森斗渉くんを取材した。
小学校に入る前から陸上クラブに入り、小学3年生から本格的に陸上を始めた斗渉くんは中学2年生まで100mや200mを中心に取り組んでいた。2年生の春に400mにチャレンジしてみたらどうだと勧められたことをきっかけに向き不向きはわからなかったが、やってみようと思ったそうだ。
走ってみると、走るたびにどんどんタイムがよくなり、いつの間にか、全国レベルの選手へと成長した。中学2年生で1学年上の先輩たちと肩を並べ、大阪で開かれた全日本中学校陸上競技選手権大会へ出場。まさか自分が全国大会に出れるなんてと驚き、「非常に緊張したが、来年もあるから気楽な気持ちで走ろう」と楽しく走ることができたと振り返る。この大会に出るまでは、1パターンの走りしかできなかったが、この大会をきっかけにほかの走り方に気づくことができたという。
3年生として再び全国大会を目指し、練習に取り組んでいたが、コロナウイルスの影響で、全日本中学校陸上競技選手権大会が中止。一時は目標を絶たれかけたが、ジュニアオリンピックが全中の中止を考慮し、本来種目にはなかった400mを競技種目に追加。2度目の全国大会へ出場することができた。1年前の経験を生かして、落ち着いて走ることができた。そしてベストタイムを出し、全国6位入賞を果たした。
斗渉くんは、自分の役目を果たすことを常に意識しているという。自分に自信を持てないときもあるが応援してくれている人のためにも全国大会で戦える選手として、しっかりと結果を出すことが自分の役目だと奮起し、頑張っている。
現在通う豊橋中部中には陸上部がない。そのため「高校では、リレーにもチャレンジしたい。400m、リレーだけではなく、いろんなトラック競技にチャレンジしたい。そのチャレンジが自分の成長につながると考えている」と話す。
高校での目標は、インターハイに出場すること。そして、今回の6位よりも上の順位を目指したい。
普段は自他ともに認めるマイペースだが、実は負けず嫌い。練習にもしっかりと向き合い、自分自身を追い込むことができる。
その時その舞台での役目を果たし、将来はオリンピックに出場する選手を目指す。
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