まちスポ「MMST」
雨にも負けず、
ゴールを目指すキッズライダー。
ランニングバイクのレースイベント『MMST(マイティーマイスストラーダーズトヨハシ)』が、平成29年9月16日(土)に、豊橋総合スポーツ公園にて開催された。ランニングバイクのレースイベントは全国的にも人気があり、各地で開催されている。
今回、豊橋市で開催されたランニングバイクイベントは、スポーツのある「まちづくり」をテーマに活動を行っている“まちスポ”が主催する大会で、7月に続き、2回目の開催となる。参加対象は2歳から5歳の子供たちで、全国各地から参加ができる。年間6大会と年間チャンピオン決定戦が開催予定。大会は、年齢ごとにクラス分けされているが、最後にはオープンクラスという全年齢を対象としたレースもあり、さまざまなクラスで、子供たちが熱戦を繰り広げた。ムラサキスポーツの物販や試乗会、ディゼマジャパンのカスタムカーの展示、ふわふわ遊具も登場し、レース以外でも会場は大いに賑わった。
今大会は、台風が近づき、小雨模様の天候となったが、60人を超える子供たちがレースにエントリー。3歳クラスからレースは始まり、2歳、4歳、5歳という順番で次々にスタート。MCの「レディ、セット、ゴー」の掛け声に合わせて一斉に走り出した。
各レース前には、1レーンから、順番に名前を呼ばれた子供が大きな声で返事をし、手を挙げる。MCとグータッチする子や、お母さんとハグをする子、お父さんとガッチリ握手をする子など、小さな子供たちがレースに挑む姿は、なんとも微笑ましい。
予選を勝ち上がると、準決勝、決勝へとレースが進む。決勝に進めるのは6人。その子たちには、順位に応じたトロフィーやメダルが表彰台の上で手渡される。その時の子供たちの表情は、大人顔負けの凛々しい顔をしている。
一生懸命コースを走り、勝って喜ぶ子や、負けて悔し泣きする子、そのどちらも、今まさに成長している子供の姿。その姿を見て、必死に応援し、カメラを構える親御さんの姿を見ていると、子供だけではなく、親もこうして一緒に成長していくのだと感じた。
まずはこういうイベントに参加することが大事だが、やはり幼い頃から勝ち負けを意識し、正々堂々と戦うことができる子供を育てるためにも、このような大会の存在が必要なのだと思う。将来、ジュニアアスリートたちは、このレースを通して、幼いなががらにどんなことを考え、この先どのような道に進んでいくのか。今からもう楽しみである。