新人大会、春、夏と東三大会優勝を飾ってきた、福江中学校男子バレーボール部。夏の東三大会直前に取材をした。
福江中学校
男子バレーボール部
顧問の太田健司先生は「バレーは個人のミスが直接相手のポイントに繋がるスポーツなので、落ち込んだままプレイしたり人のせいにしたりすると悪循環。いつでも平常心でいられるようメンバーとのコミュニケーションを大切にしています。また福江地区には外部コーチが指導してくださるなど地域の大人が熱心に取り組んでくださる環境があり、こうした異世代との交流も、バレーに必要なコミュニケーションに役立っています」と語る。3年生でキャプテンの小川湊くんは、アウトサイドヒッターのエースで仲間が全力でつないだボールを決め切る役割だ。「キャプテンとして、基本的なことをミスした時はしっかり伝えるけれど、相手が決めてきたときは仲間を励まします」とキャプテンとしても頼れる存在だ。同じく3年生の田中典馬くんはカットしたボールをアタッカーにつなぐセッター。トスでボールに触れる時間を短くするように練習中だ。「自分が上手くなればチームも強くなれるから、頑張らないといけない」と真剣な表情を見せた。二人とも「目標は全国大会優勝!」と声を揃えた。
7月末に開催された夏の愛知県大会では見事優勝、東海大会に進み、惜しくも全国大会出場は逃したが、ベスト8という結果を残した。3年生はこれで引退だが、それぞれ新たな道を歩み、また、後輩たちがそれを引き継ぐのだろう。